中田 真裕NAKATA Mayu
作品を通じ、今しか見ることができない都市の密度や色・気象の変化を、現在に生きる人間の性格や力として表現しています。どちらも一目で捉えることができず流動性があるという意味で共通しています。
伝統工芸を通して継続的に文化に貢献していくために、自由で即興性の高い蒟醤表現を選択しています。継続的という点で伝統技法は非常に相性がいいと思っています。蒟醤という数百年間変わらない技法は、“漆面を彫って漆を埋める”というとても単純なものなので、いくらでもアイデアや感情を取り入れ成長していくことができます。揺らぎや安心感、暖かみといった人間だけが作り出せる作品を未来に残していきたいです。
- 2005年
- 北海道大学 水産学部 卒業
- 2017年
- 香川県漆芸研究所 修了
- 2018年
- 金沢卯辰山工芸工房 入所
- 現在
- 日本工芸会正会員
- 2019年
- Milan Design Week 2019 Fuori Salone -Design Language-(ホテルNハウミラノ/イタリア)
- 第60回石川の伝統工芸展 めいてつ・エムザ社長賞
- LOEWE FOUNDATION Craft Prize 2019 ファイナリスト(草月会館/東京)
- 第4回金沢・世界工芸コンペティション 大樋陶冶斎審査員特別賞(金沢21世紀美術館)
作品一覧
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- 作品名
- Flame
- 作品説明
- 【制作年】2018年
【作品サイズ】縦52×横52×高42cm
【技法】乾漆 蒟醤
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- 作品名
- 飛翔
- 作品説明
- 【制作年】2020年
【作品サイズ】縦17×横17×高34cm
【技法】乾漆・蒟醤